派遣社員から正社員になったわけ(工作機械メーカー勤務T・Iさん/後編)

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派遣社員から正社員になったわけインタビュー 後編
(工作機械メーカー勤務Tさん)

(前編はこちら

菅生:お仕事に関しては、正社員の方が「やりがい」「経済的自立」「仲間」という3点に関して、正社員になることに軍配が上がったのですね!

Iさん:その通りです。でも実際、正社員になるまでには苦労しました。全然採用してもらえなくて。。。私は高校卒業後、地元の超優良企業に就職しましたが、大した実績もありません。その上、資格もなく、年齢も40歳越え(笑)。書類でアウト~な日々でした。諦めずにせっせと履歴書を出している中で、今の企業が求めている人材と合っていたようで、採用いただきました。本当に感謝しています。

菅生:なるほど、諦めないことは大切だったのですね。確かに、企業によって求める人材が違うので、何社もダメだったから次もダメとは限りませんね。素晴らしい努力です。

Iさん:ありがとうございます。

菅生:正社員になって苦労なさったことはありますか?

Iさん:一番の苦労は、子どものことですね。ありがたいことに、実家には両親がいましたので、子どもだけで心配になることはありませんでした。しかし、子どもにとっては祖父母がいても、母親がいるのといないのとでは違うようで、残業で私の帰りが遅いと、「お母さんはまだ?何時に帰るの?」と祖母に聞くらしいのです。それが続き、祖父母にも苦労をかけました。祖父母からそれを訊くのが私にとっても苦痛でした。子どもに申し訳ないと思うこともしばしば。母親としては、祖父母がいるので子どもの食事などの心配はないけど、子どもにしてみたら母親がいないことには変わりないんです。派遣なら早めに帰ることもできますが、正社員になってからは、派遣社員さんが帰っても社員は帰れない。子どもが待っていなければ、残業は苦でもないのですけどね。

菅生:やはり子どものことが気になりますよね。我が家の子どもたちも、私が仕事で遅く帰った時には、私の「ただいま~」の声がすると玄関まで走ってきて飛びついてきてくれました。待っててくれたんだなぁととっても嬉しかったことを覚えています。同時に寂しい思いもさせていたのかなと心が痛むこともありました。子どもの真意はわかりませんが、母親としては勝手にそう思ってしまいますよね。あっ、玄関まで走ってくる、といってもそんなに長い廊下ではないのですけどね。(笑)

菅生:他に正社員になってから、また働くママとして困っていることはありますか?

Iさん:働くママが増えていることはよいことだと思うのですが、もう少し子どもへのケアや配慮などが必要かなとも思います。心のケアという点で、コミュニケーションをとる時間が少なくなるので、母親が子どもを、子どもが母親を、相互に理解することが難しくなってきた気がしています。また、うちは中学3年、小学6年、小学3年ですが、習い事の送迎ができないこともとても悩みです。本当は塾やその他の習い事もさせてやりたいと思いますが、祖父母にそこまで頼みにくいですね。そのことが子どもの将来に関係してこないことを祈っています(笑)

菅生:子どもとの相互理解、コミュニケーションの不足、子どもの教育に関するお悩みがあるのですね。全く同感です。多くの働くママが思っていることだと思います。

Iさん:そうかもしれませんね。これだけ世間では塾や習い事通いの子が多い中、うちの子は取り残されてるけど大丈夫なのか、って思いますよね。

菅生:はい。働くママの課題、何とか解決できる社会にしたいですね。それは子どもにとっても働くママにとっても、そして企業や日本にとってもメリットある社会になりますね。

Iさん:はい、そう願っています。

菅生:Iさん、今日はお忙しい中、貴重なお話をいただきありがとうございました。

Iさん:こちらこそ、話を聞いていただき、ありがとうございました。

以上

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